移民はアメリカだけの問題じゃない
一生をかけて償え。
というセリフがありますが、人に対して何かの罪を犯した場合、その言葉は当てはまるかもしれない。
もしも、それが他人に対する過ちではなく、
国やルールに対するものだったら。
日本には、不法滞在者と呼ばれる人たちがいる。中には自分を難民だと判断し、国を出てきた者もおり、不法滞在者なのか難民なのかのボーダーはかなり曖昧。
彼らに共通するのは、
彼らは何年経っても不法滞在者である。ということだ。
しかし日本では償うチャンスを与えられない。だからといって母国でチャンスが与えられるわけでもない。
では何十年も日本に滞在し、いまだ不法滞在者。彼らはなにをすれば罪を償えるのか。
仮に彼らの罪を認めるとしよう。
では子供は?
アメリカでは移民の子供をdreamersといい、
彼らの在留資格を剥奪するか否かの議論がなされている。
日本では、彼らには在留資格がないものとして議論が進められ、
現在高校生になっても未だに国籍、在留資格がない者が存在する。
彼らはどこにも行くことができない。